MGL 1.1.15 (2025-07-28)
Contents
MGL 1.1.15 (2025-07-28)#
追加・変更#
ユニークポインタクラスの追加#
標準ライブラリのユニークポインタ(std::unique_ptr
)よりMGLとの親和性の高いMGL::UniquePtrを試験的に追加しました。
動的配列クラスの追加#
メモリ安全かつゲーム開発向けに調整された動的配列クラスMGL::ArrayおよびMGL::Array2Dを試験的に追加しました。
値の範囲を扱うユーティリティークラスの追加#
値の範囲を扱うユーティリティークラスMGL::Rangeを追加しました。
メモリ関連#
- メモリリソースのリアロケートに関する機能を追加
MGL::Memory::Reallocateを追加しました。これに伴い、MGLのデフォルトアロケータのコンフィギュレーションにリアロケーターの指定が追加されました。
- デフォルトアロケーターの調整
リアロケートへの対応と共に、より高速にリアロケートが可能になるよう実装方法を変更しました。デフォルトアロケーターは新たな要求サイズが現在のブロックサイズに収まる場合、ほとんどコストを発生させずにリアロケートを完了できます。
不具合修正#
STLエイリアス#
STLエイリアスを用いてオブジェクトを構築する際、コンストラクタの例外に正しく対処できないケースがある問題を修正しました。
Appleプラットフォーム#
SDKのアップデートに伴い、CoreAudioレンダラの実装でコンパイラが警告を出力するようになっていた問題を修正しました。なお、警告の内容は動作に支障のあるものではありません。