MGL 1.1.13 (2024-09-30)
Contents
MGL 1.1.13 (2024-09-30)#
追加・変更#
ビルド環境の改善#
- MGLのコア部分のみを静的ライブラリとしてビルドするための環境を用意
CMake向けのCMakeLists.txtおよびSCons向けのSConstructが用意されています。
既知の不具合として、現時点ではgccによるビルドには対応していません。この問題は将来のバージョンで解決を予定しています。
- clang-tidyによるポリシーの定義を試験的に導入
今回のバージョンでは導入を目的としており、大幅な改修が必要なポリシーは一旦除外しています。適用するポリシーの精査と、それに伴う改修については今後も継続して行う予定です。
大規模リファクタリング#
clang-tidyの導入に伴い、MGLのコア部分に大規模なリファクタリングを行いました。多くは内部的な修正となるためアプリケーション側には大きな影響はありませんが、一部のAPIおよび定義には次の修正を加えています。
全てのスコープ付き列挙型にサイズ指定を付与
この変更により、いくつかの列挙型のサイズに変化が生じています。
値の取得を目的とした関数の戻り値に
[[nodiscard]]
属性を付与
システムアクセス#
- 言語定義の更新
MGL::System::Languageに無効な言語である事を表す
Invalid
を追加しました。
不具合修正#
ユーザー入力#
- AppleプラットフォームにおけるGameControllerフレームワークを用いたデリゲートの不具合を修正
初期化時に範囲外アクセスを行なっていた問題を修正しました。
この不具合により、Xboxコントローラーのシェアボタンが正しく動作しない可能性がありました。また、Xcode 16にアップデートした場合、初期化時にアサーションが発生していました。