Skip to content →

作り直し版「反撃BLOCKS」

まだリプレイやデバッグ用の一時停止機能が入っていないので上手く撮れていませんが…….

最近行なっている作業はこちら.訳あって試験的に「反撃BLOCKS」を作り直しています.

* * *

何故こんな事をやっているのかというと,いわゆる実験です.

ここ半年ほど,自作のゲーム用ライブラリ(建物でいう基礎部分みたいな,ゲームプログラミングの根っこになるシステム)を完全新規に作り直していました.元々使用していたライブラリは作り始めたのが結構前で,利用するうえではそこまで大きな不満はなかったものの,細かい既知の不具合が積み重なっていたのも事実であり,いっそのこと作り直してしまおうという流れです.

去年1年間はひたすら積みゲーの消化にあたっていましたが,その合間を見て少しづつ進めていました.しかし,ライブラリというものは使われなければ育ちません.この「使わなければ育たないが,実績がなければ信頼できない」というパラドックスこそが,最近はライブラリを自作せず,Unityのようなゲームエンジンが好まれる要因のひとつなのでしょう.

……という訳で,その実験台として「反撃BLOCKS」の移植です.

ライブラリを作り直したことによる最も大きな変化は,言語がC言語からC++に変わった事です.「反撃BLOCKS」もC言語で作られていましたが,今回は実験の意味も兼ねてC++に書き直しています.そのため,ソースコードを丸ごと持ってきて移植という訳にはいかず,それぞれのアルゴリズムをトレースしながらの移植作業になっています.作業効率はあまり良くありませんが,今回の目的はあくまでライブラリの実験なので.

現状,BGM以外のゲーム内の要素を全て実装して一通り遊べるようになっており(表示バグがいくつか残っていますが……),ここまで来るのにおおよそ1ヶ月間.平日は仕事があり,主に金曜と土曜に徹夜しての作業ですから,正味1週間ちょっとといったところでしょうか.ライブラリ側の不備などを都度修正しての作業である事を考えると,悪くない進み具合と言えるでしょう.

* * *

ゲーム内容的には,ベタ移植ですのでそれほど大きな変化はありませんが,最も大きな違いは自機を上下にも動かせるようになった事でしょう.オリジナル版はタッチ操作の問題で左右2方向にしか動けませんでしたが,今回はコントローラでの操作が前提となっているため,上下にも動かせるようにしてみました.これで弾避けもし易くなる事でしょう.

……と思ったのですが,以外と使わないのですよね,上下移動.元々左右移動だけで避ける事前提でバランス調整を行なっていたので,当たり前といえば当たり前なのですが.それどころか,タッチ操作ではあまり気にする必要の無かった自機の移動制御が難しく,逆に難易度が上がっています.

もう1つの大きな変化としては,tvOSに対応した事でしょうか.オリジナル版はiOS版の他に開発用にMac版もありましたが,今回ライブラリがtvOSに対応した事によりAppleTVでも動作します.ゲーム用端末としては(開発側の制限が大きすぎて)いまいちパッとしないAppleTVですが,起動の早い端末ですので,この手の1プレイが短いゲームとは割と相性が良いかもしれません.もっとも,標準で付属するリモコンにはゲームコントローラとして使用する機能があるのですが,あれが思いの外使いづらいために現状ではコントローラ必須となっていますが.

* * *

実を言うと,上下左右に移動できるコントローラ操作の「反撃BLOCKS」は,一時期PS Vitaで開発する予定でした.少し前までPlayStation Mobileというサービスがあり,個人でも配信可能だったのですが,いかんせんiOS版の開発が終わる前にサービス終了してしまったのですよね.本格的な作業までは行なっていなかったものの,一応パブリッシャーライセンスを取得していたり,確か本体を買ったのもこれがきっかけだったような…….

今回の移植作業はあくまで実験なので今のところ配信予定は無いのですが,Vitaでの件もあり,あわよくば何らかの方法で配信したいという気持ちはあります.そのために超えなければいけない壁は実は結構多いのですが,それはどのゲームを作る場合も同じ事ですので.

Published in 反撃BLOCKS 活動記録

Comments are closed.